海の上のピアニスト イタリア完全版の作品情報・感想・評価・動画配信

「海の上のピアニスト イタリア完全版」に投稿された感想・評価

香雪

香雪の感想・評価

3.5
曲がよくて、楽譜も買って、完璧には弾けなくても
音符に沿って音が出せるのが楽しかった。
本も買って、壁にかけた額が、いつか釘が抜けて落ちる、という話が印象的だった。
楽譜も本も処分してしまったのは失敗したかな。まあいいか。

嵐の中、ピアノのストッパーをはずして、フロアいっぱいにピアノが踊るシーンが好き。
ゆん

ゆんの感想・評価

-

やはり名作だ

通常盤を観てすぐ
サントラを買いに行ったのをおもいだす

ピアノの美しさに酔いしれていた

揺れるシャンデリアとピアノと一緒に
わたしも踊っていた

あの頃
どれだけ理解してみていたのだろうと思う

ことばの重みが
人生の重みが
今のわたしなら
すこしは
寄り添って聞けるようになったか
と思う

このレビューはネタバレを含みます

ニューシネマパラダイスの監督。

役者さんの演技にも、話術にも、もちろん音楽にもぐいぐい引き込まれた。
けど、言われるほどの感動の深さは無かった。。

ニューシネマパラダイスのあのおじいさんのように「自分の生まれ育った社会から出られない/自ら出ないことを選んだ人」と、「煩悩渦巻く都会人の自分」の構図。

アイツの持つ深い深い内面世界。汲み取りたくても理解できない一般人のオレ。
私も一般人のオレだな。。
狭いのは嫌だけど、浅いのも嫌だ。の狭間で揺れ動くオレ。。
なつめ

なつめの感想・評価

3.8
んー、どうオチを付けるのかなって思って観続けたけど、あらー、じゃあしょうがないね! という。これでしみじみはできないですね自分は。なんかほかにやりようあったでしょって。あの女の子をさがしてうろうろするシーケンスもドン引きでしたね。あそこからもうキモいとしか思えなくなっちゃった。ピアノ決闘のシーンもそうだけど、なんか全体的に表現が大味というか。

あれ、エイドリアン・ブロディじゃない?!と面食らったけどそれは『戦場のピアニスト』だった。
エンニオモリコーネはゆったりした映画を担当させたら右に出るものはおらんね。170分があっという間やった
観て心の底から温まれるそんな映画。
芯のある男のトゥルーストーリー
ERI

ERIの感想・評価

4.3
海の上のピアニストは通常盤は過去に一度みたことがあって大好きな映画です。(レビュー残してなかったけど)改めてイタリア版が放送されていたのでこちらをみる。

あぁオープニングからとても良いのだよな。「面白い物語があって、きいてくれる人がいる限り人生は悪くない」というモノローグに最初から心がグッと掴まれる。大好きだな、やっぱり。

自由の女神。アメリカ。彼女を見上げて歓喜する人。1900年ごろ、多くの移民たちがアメリカという新しい血を目指して夢を見ていた。


船の中で生まれたばかりのベイビーが置き去りになって、船で働く船員のダニーがベイビーを育てると言う。ダニーの名前をとって、ダニー・ブードマン・T・D・レモン・1900と名付けた。船員たちはなんだかんだでベイビーが気になって仕方なく、見守りながら育てることになる。ダニーは出生届もビザも何もなく船の中で隠れるようにして育つ。

幼少期の1900の可愛さがすごい。いろんなことに好奇心旺盛でおしゃべりも達者。周りには大人ばっかりだから、いろんなことが彼の目に写って、本人はこっそりパイを盗んでるつもりがみんなわかっててパイを盗ませてあげたり、彼専用のカゴのベッドは彼の成長とともにどんどん小さくなっていく。

劣悪な環境で働く育ての親のダニーはある日事故に遭って3日後には亡くなってしまう。1900はまた親を亡くし、一人ぼっちになってしまった。ダニーの葬式の日、聴こえてきたのは音楽だった。1900は8歳だった。

音楽と出会った1900は、船の上の富裕層たちのフロアで大きな大きなグランドピアノを弾いていた。8歳の彼がなぜいきなりピアノが弾けたのかわからないけれど、それは聴く人を癒す豊かな音楽だった。

マックスが船に入った日の夜は波は大荒れし、部屋中から靴が廊下に転がり船に慣れていないマックスはまともに立ってもいられなかった。そんな時に声をかけてきたのが1900だった。船の上で育った1900は大きな揺れに微塵も影響されることなく真っ直ぐ歩いていた、マックスとは対照的に。

そして大きなグランドピアノまで歩き足についている車輪を外すように伝えた。チークダンスをするように1900の音楽と船は揺られ、シャンデリアも一緒に揺れる。(なんて最高なシーンなの)

1900は海の上でしかピアノは弾かない。船がアメリカに到着するとピアノに夢中だった人たちは一目散に船を降りる準備をする。それまで聴いていたピアノのこともまるで忘れたように。一度も船を降りたことのない1900にみんなはなぜ陸に降りようとしないのか?陸には富と名声を掴むことができるのになぜ陸に降り立たない?と問うけれど、1900の考えは決して変わらなかった。

彼の部屋にはこれまで出会ったの時間に撮られた写真が所狭しと飾ってあっる。彼は目に映るものや人を見て全て音楽に変えていった。無限に溢れる彼の音楽で人々は踊り、聴き入った。そんな彼の元にジャズの発明者というジェリーという男が勝負を挑むと船にやってきた。1900は勝負というより新しい音楽に出会えることにワクワクしていたが、相手は本気で迫力満点。ウィスキーをロックで飲み干し、ピアノを譲るように言ってきた。1900はジェリーが置いた火のついたタバコが気になって仕方ない。ジェリーが弾いた後、1900の番がやってきた。1900はまだ本番前でしょ?と言わんばかりにきよしこの夜を弾いた。そして2曲目はジェリーが弾いた全く同じ曲を1900は弾いた。観客たちは呆れるけれど、ジェリーは1回で自分と同じ曲を弾く彼にますます本気になるばかり。そして3曲目、1900はついに本機を出してきた。まるで手が何本もあるみたいな速弾きをして観客たちの身動きを取れなくさせるほどだった。彼の演奏が終わって会場は静まった後、火のついてないタバコが熱を持ったピアノの弦で煙が立つほどだった。会場はスタンディングオベーションで、1900は唯一無二の存在感を見せた。

そんな彼が初めて窓の外に映る女性に恋をした。だけど声をかけることもできなかった。富や名声はいらないから、この録音したレコードを彼女に贈りたかった。何も欲しがらずに生きてきた彼の唯一の欲だった。結局きっかけを掴めずに渡せなかったレコードと彼は失意の底にあった。それでも・・・1900、それはあかん。

彼女が船を降りるとき、1900は勇気を出して彼女に声をかけた。彼女は心を開いて頬にキスをして、5日うちに遊びにきてと伝えたけど、レコードは渡せずに1900の手の中。

ある日、1900は船は降りるといった。理由は「海が見たいから」船の中にいたら海を見ることができない。陸に上がらないと海の声が聞こえないと。
船員たちに見送られ、1900は初めて陸に降りた。

ラストもとてもいいのだよな。戦争があって、時代が変わって、生きるとは何かを考え続けた。仲間達とも離れ離れになって、世界は一変してしまった。大好きなセリフがあって、「鍵盤の数には必ず限りがある。88だ。誰が見てもそういう。だからこそ弾く人間が無限なんだ」ってところめちゃくちゃ好きで、通常盤見た時もずっとこのセリフが残ってて、有限だから自由っていう価値観はわたしの中にずっとある。

マーティンと1900の解体直前の船の中での会話は、すごい泣ける。
Hideko

Hidekoの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題: La leggenda del pianista sull'oceano
英題: The Legend of 1900

広い世界に出て活躍することが必ずしも人生に幸せをもたらすとは限らない、自分の落ち着くべき場所はどこなのだろう…とふと考えてしまいました。外の世界に対する憧れはあるけれども踏み出せなかった、いや船の上、88の鍵盤の上に留まることを選んだ1900。

私たちは、自分に与えられた運命の上を如何に取捨選択して生きていくべきなのか。

主人公の1900を演じた、ティム・ロス。本作以外に印象に残っているのは『ゴッホ』(原題: Vincent & Theo 1990年オランダ公開、1991年日本公開)です。ゴッホの映画は続々と公開されており、研究も進んでいることからその死の謎を含め作品によりストーリーが様々ですが、若くして世を去ったゴッホを演じたティム・ロスの寂しげでどこか達観したような横顔が忘れられません。

話を本作に戻します。本作でも彼の憂いを秘めた瞳、緩く笑った口元…こころ模様を表現するのがとても上手い俳優さんだと思います。船上で、ある女性に恋をするシーン。女性のアップにした髪の毛の柔らかなおくれ毛や、雨の演出。忘れ難いですね。ティム・ロスもまた、単に普通にピアノを弾く時と違って恋をする幸福感に満ち溢れた表情がとても印象的でした。

最後に1900を船外に脱出させることのできなかった、というか、1900の決断に揺るぎないものを感じ、彼の強い意思を泣く泣く尊重した船上での友人マックスの決断も間違いではないのですが悲しい最後でしたね。

エンニオ・モリコーネ、大好きなのですが、本作では時にtoo muchに感じてしまい、スコアがご覧の通りです。しかし、割ってしまったレコードの曲はこの上なく美しく忘れ難いメロディが今も耳に焼き付いています。
kuu

kuuの感想・評価

4.2
🎼『海の上のピアニスト』映倫区分G .
伊太利完全版。
原題The Legend of 1900.
製作年1998年。上映時間170分。
日本公開1999年。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組み、船上で生まれ育ち一度も船を降りることがなかったピアニストの生涯を描いた伊太利(イタリア)・米国合作ドラマ。

1900年。
豪華客船ヴァージニアン号の機関士ダニーは、ダンスホールのピアノの上に置き去りにされた赤ん坊を見つけ、その子に
『ナインティーン・ハンドレッド』と名付けて育て始める。
船ちゅう揺りかごで、ムクムク?すくすくと成長したナインティーン・ハンドレッド。
ある晩、乗客たちは世にも美しいピアノの旋律を耳にする。
ダンスホールのピアノに座って弾いていたのは、ナインティーン・ハンドレッドやった。。。

先ずは夢のような話ですわ。
時代は1900年になったばかり。
豪華客船ヴァージ ニアン号ちゅう大西洋を横断する船が舞台。
タイタニックと同じで、欧州からニューヨークへ銭もっとる観光客や移民を連れていく。
今作品は、狂言回しのトランペッター、マックス(ブルイット・テイラー・ヴィンス)が登場しまふ。
彼が愛用しとるトランペットを、ロンドンの楽器屋に売るところから話は始まる。 
彼は、『最後にもう吹かせてくれ』とお願いして、1曲吹かせてもらうんやけと。
ほなら、その曲を聴いた楽器屋のオッサンが、あのレコードをかける。
その曲は今、マックスが吹いとる曲と同じ。
存在するはずななかったレコードが、どうしてここにあんのか。
その曲というのは一度も陸に上がらんかったピアニス・ナインティーン・ハンドレッド(ティム・ロス。実際彼はピアノを弾くことができひんし、映画のためにエアーピアノができるようにするためだけに6ヶ月間訓練したそうです) が吹き込んだ、唯一の曲。
レコードの原盤は彼本人が割ってしまってどっかに捨てられたはずと、実は原盤はピアノの中に隠されていた。 ピアノはこの楽器屋に売りに出されて、原盤を見つけたオッサンが貼りあ わせたという設定。
その原盤の秘密をマックスが回想しながら明かしていく。
1900年、ヴァージニアン号で働く貧乏なボイラーマンが、一等船客が開いた新年パーティのあと、ピアノの上に置かれとった木箱の中に、生まれたての赤ん坊がいるのを発見する。
赤ちゃんはボイラーマンが育てることになるけど、両親もわからへんし、移民の手続きも出生届もしていかなきゃならんし、法律的にはこの世に存在しないことになる。
1900年の初めに生まれたからということで、ナイティーン・ハンドレッドと名付けられるわけ。
ナインティーン・ハンドレッドは船の 底から海を見つめ、港についても船を降りることもない。
そんな生活を送りながら成長する。
ある日、突如として天才的にピアノでモーツアルトが弾けるように。
羨ましい何年練習しても小生は上手くならない。
ほんで、20年後。
バンドにトランペッターとして雇われたマックスと、ナインティーン・ハ ンドレッドは、嵐で大揺れする船の中で出会う。
彼は揺れをものともせず、ピアノを弾き始めるんねんなぁ。
ピアノの脚についてるストッパーを外すと、ク~ルクルっ、ド・ドドンパ並みではないがピアノがフロアをダンス。
ほんで、1946年。
ヴァージニアン号は爆破される寸前と教えられたマックスは、きっと今もナインティー ン・ハンドレッドは船内にいるはずやと、作業を無理やり中止させて捜しだすん。
さて彼は見つかるんか。
ティム・ロスは今作品でも彼が持つ雰囲気がメチャクチャも良かった。

伊太利で公開されたオリジナル版の本作品上映時間は170分。
米国などで公開された120分版はファイン・ライン・フィーチャーズによるもので、タイトルやクレジットが英語になっている。
日本で公開されたのもファイン・ライン版で、米伊合作とされているのはそのため。
余韻が残る映画

心に響くセリフの多さ

1900のピアノを弾く表情

最後の1900が語った後の沈黙が、よくわかんないけどグッときた

個人的には、この終わり方でよかったと思う

You're never really done for as long as a good story and someone to tell it to.
Maho

Mahoの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ぶん殴ってでも引きずり下ろして欲しかったけど、きっとこれを超える結末はないな
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