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あのこは貴族のtomoのレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
3.5
立場の違う2人の女性が自立していく物語。ストーリーはひたすらに二項対立を並べていくけど、なんかそこまでくどく感じなかったのは上手くユーモアが散りばらめられていたからか、ふんわりしてたからかな。

映画中、東京は同じような階級の人としか出会いないように出来てる、っていう言葉があった。一理ある気がするけど、東京のど真ん中で育った自分としては故郷をそんな寂しい街みたいに言われたくないなー、とも。結局敷かれたレールや、ぼんやりした日々から脱却出来て、夢とかやりたいこととかを見つけられた人が、いろんな階層の人と混じり合って輝ける素晴らしい場所だと思うんだよね。映画の2人みたいに。

石橋静河は、やっぱり素晴らしい女優さん。でも、同じ東京を描いた作品としては「夜空はいつでも〜」の方が好みでした。
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