よこ

あのこは貴族のよこのレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
4.0
ひとりひとりの生き方のおはなし。

花子の眼に何度も吸い込まれそうになった。最初のタクシー、お通夜、窓辺、その時々の瞳に引き込まれた。すごい。ずっと見ていたかった。

彼女が手を振るシーン、好き。
時々くる彼女の抜きも好き。今日はあのこと一緒に歩いて帰りたい気分だ。

この前観た『静かな雨』の鯛焼き屋の彼女の言葉を思い出した。
「彼のセカイと私のセカイは全く違う。それぞれの世界があって、こうやって交わっていてできている。」
みたいな言葉。
ここでのセカイはたぶん、世界で、
今回の美紀さんが言う外部とか内部とかのセカイ、階層とは少し違うかもしれないけど、そんな感じ。
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