いやー、良い映画だった。
構成としては章立てされてるから観客もグッと視点を変えてみれる。それによって明らかな違いは際立つし、細やかな違いにも目が届く。
はてさて内容としては、主人公2人のそれぞれの友達が良いのよ。同じような景色を見てきたけど、違う世界を見れる眼鏡とマインドを持ちあわせて、主人公2人をそれぞれ新たな世界へと連れ出してくれる。
あとよくありがちな、「やっぱ地元は良いよなシーン」が無い。全く救いがない。でも、これがある意味実態で、やれ地方創生だとか、やれふるさと納税だとかで描かれる綺麗な田舎は無い。ここも重く受け止めないといけない場面だと思う。
東京というテーマにおいては少し不満があって、いわゆる東側とか北側が描かれてないんだけど、まあ尺とテーマ的にしょうがないか。詰め込みすぎは良くないしね。
個人的には東京はすぐそこだし、そんな憧れな場所ではないという点で、上手く入り込めなかったような、両方の視点もまあわかる的な不思議な見る位置に落ちてた。
