「東京の養分」
その言葉が響いて、辛くなって見つめ直してもう一度頑張って見ようと思ったり思わなかったりの繰り返し。
門脇麦の服はいつどんな時もお洒落だなあと思ったけれど、それは門脇麦が魅力的な人なんだということがわかった。自分もそう在りたいと思った。
画面の中と自分の世界が違いすぎて、背伸びして買ったMサイズ350円のアイスティーがどうも滑稽に見えた。
チケットを買った時はひとつ開けて右隣に予約した形跡があったのに誰も来ないもんだから少し困った。
このままだとこれから何をやっても本物になれない自分が本物になるための第一歩になりそうな作品だったと心の底から思う。
ラストの小さな音楽会がこれまでにないほど胸を締め付けた。