8

あのこは貴族の8のレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
4.4
上流階級と、それ以外。
東京のとある階級と、外部。


見た目に歴然とした差があるわけではないけれど、そこには決して超えられない隔たりがありました。

それが、細かい部分で描かれていた気がします。

階段を下って通りすがりの人の帽子を取ってあげる石橋しずかさんのシーンは、上流階級にいながらも、いわゆる普通の感覚を持ち合わせてることを表しているのかなーとか、

最後のシーンで高良健吾さんと門脇麦さんの階段の位置関係も、貴族の中でもさらに階級が分かれていることを表しているのかなーとか

たくさん考えながら見ることができました。


私が貴族側の人にあったことがないのは、
"住み分け"がきっとされているからなんでしょうね。
8

8