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あのこは貴族のwattiestのレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
4.0
2022年39本目

"みんな決まった場所で生きてるから"

東京、の中の限られたひと握りの人々の暮らし、と地方出身の人々がそれぞれの場所で生活し、時に交わってお互いの世界を深めていく。

登場人物たちの意識/無意識の狭間を行き交う視線の動きがあまりにも自然だったためその点ばかりに目がいったが、終盤ベランダで美紀が華子に伝えたことと、その後で行きずりのギャルに手を振る華子の表情は一生胸に刻みたい。

それと、里英が美紀に起業をもちかけるレストランでのシーン、水原希子さん、山下リオさんの会話におけるあらゆる仕草が本当の︎友人同士の会話を見ているようにリアルだったのも印象的。

そういった仕草や間へのこだわりが見える非常に秀逸な一作。
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