いろいろと予想外ではあったけど、しみじみいい映画だった〜。
階層がどうたらって最初は感じ悪っ!と思ったし、華子と美紀…恵まれた環境とはいえない美紀がかわいそうにも思えたけど…。
決められたレールの上を歩いてきてやっと結婚できたと思ったらまたしてもレールの上。夫との関係もなんか違う。お飾りの人形のような華子の方が気の毒になってきた。
マウントやら親や親戚が口出ししてくるウザさはあったけど、メインの女性たちの関係がギスギスしていないのがよかった。普通あの場では揉めるよね~?あの女友達、迷惑なお節介女なのか?と思ったら。女同士を分断する価値観。あるあるだな。
狭い部屋で暮らしていても自分の物で囲まれている美紀。美紀が華子にかけた言葉もよかった。不思議な関係の二人。華子&逸子、美紀&里英の関係もいいよな~。
後半のあれ、なんで姑に叩かれなきゃいかんのだ。あと華子の姉(きつい方)も不快だったな。私だったらきっと反発しまくってしまう。
久しぶりにこういう邦画も好きだったということを思い出した。特に何か起こるでもないけど大切なことに気づかせてくれるような…。