💬『トイ・ストーリー2(原題:Toy Story 2)』から『トイ・ストーリー4(原題:Toy Story 4)』の間にボー・ピープが何をしていたのかを、彼女自身がウッディと会話しながら回想形式で振り返る。『トイ・ストーリー4』のボー・ピープには苦手意識があったのだが、あのキャラ変に到るまでに何があったのかを描いてくれたことで苦手意識が薄れた。酷評の嵐だった『トイ・ストーリー4』は、ウッディの物語として観ればそんなに嫌いではない。むしろあれはあれでアリだと思っている。もちろん、『トイ・ストーリー3(原題:Toy Story 3)』で完結していた方が綺麗だったのは間違いない。『トイ・ストーリー4』の何が嫌か問われると、やはり、おもちゃがおもちゃの域を超えた自我を持っていることだ。キャラクターとしては良いのだが、味方側でそれをやられてしまうとこれまでの3作のヴィランと大差ない存在になってしまう。ただし、ウッディはアンディのおもちゃではなくなったかもしれないが、広い世界でたくさんの子どもたちに遊ばれる選択をしたわけなので、思考はやはりおもちゃなのだ。だから、あれはあれで良いと思っている。そして、ボー・ピープ。彼女は、『トイ・ストーリー4』にて再び登場するまでに、おもちゃとしてどういう経験をして新たなキャラクターを確立したのかが本作でちゃんと分かった。この作品のおかげで『トイ・ストーリー4』のボー・ピープももう少し愛せそうだ。
初鑑賞:2024年8月30日
鑑賞方法:動画配信サービス(Disney+)
2024年218本目。
8月14本目。
🗣『トイ・ストーリー4』と合わせて観たい作品です。