柊

奈落のマイホームの柊のレビュー・感想・評価

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)
3.7
観る予定なかったのだけど,時間合わせで鑑賞。
起こっている事はかなり深刻で,崩落後どこか別の時空へ行っちゃうこともなく、真っ当な大パニック映画。そして水中からのポセイドンアドベンチャーばりの脱出劇。
と結構深刻な状況なのに,なぜか不思議と安心感プラスほのぼの感が漂う。何故だ?
兄貴の得体の知れない存在からの頼りになる本当は熱い男への変容。501号の普通のマイホームパパが真の我が子を愛する諦めない父親像が奇想天外な脱出劇のありえない展開を妙にそれでいいと思わせてくれる。そうこれはこの展開が正解と納得させれくれる。
なんたって、何でもありの韓国の娯楽作品だもの。助からない人のホロリとするエピソードも含めて気持ちの良い終わり方で後味良いです。深刻な展開なのにこんなに笑えてきっと大丈夫と思わせてくれるのはこのお国の作品ならではかな。
柊