ジャックニコルソン、モーガンフリーマン両者正反対のキャラクター、けれども癌に冒され、死期が迫っているという点が共通している。
どんなに悲劇的な演出よりも、笑顔や楽しい日々の中で、ふと見せる疲れた顔や、嘔吐や、血液に、病の恐ろしさを感じた。
でも、そんな中で、やり残したことがないよう、精一杯毎日を楽しむ二人。スカイダイビングや、カーレース、観ているこちらが自然と微笑んでしまいました。
ただ楽しいことばかりでなく、生きていることに向き合うということは、辛いことにも向き合うことなんだなと改めて思いました。
モーガンフリーマンが、生を川の流れに例えていたのが印象に残っています。歯を食いしばって抗うだけでなく、時には身を任せることも必要。
すごくキリスト教的な考えも入った映画だと思います。最後、彼は無音の世界で神の声を聴けたに違いないと信じています。
