ヨシダ

最高の人生の見つけ方のヨシダのレビュー・感想・評価

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)
5.0
人生で一番好きな映画です。
こんなに繰り返し観ても内容の薄れない作品に出会えたことに感謝します。

この映画を初めて観たのは確か日曜洋画劇場で、父親と一緒に見たと思います。中学生くらいの時に。
夜更かしをあまり許してくれない父親が珍しく観てもいいと言ってくれて、最後のシーンで一緒に泣いた、なんてエピソードを思い出しました。
そんな思い出も相まって、この映画は僕の人生で一番大切な映画に位置付けられています。


人生の中で、愛だけは持っていた老人とお金だけは持ちえていた老人が、余命宣告をされた数ヶ月の中で今までの人生で得ることのできなかったものや手放してしまったものを、お互いに支え合って得ていくお話です。

原題の「Bucket list」は死ぬまでにやることのリストのことで、作中に出てくるキーワードでもあります。
残りの人生でやり残したことを、二人で一緒に行っていく中で人生の価値や意味を再確認し幸せに天寿を全うする2人の姿は、今の自分にとても重く投げかけられます。

その2人を支えくれる妻や秘書の存在もまた、幸せな人生とは独りよがりでないものだということを教えてくれていると思います。
秘書のマシューのキャラクターが本当に好きです。

最後の13分間で涙が出なかったことがありません。
そんな充実した人生を送りたいと思う次第であります。
ヨシダ

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