7人の監督が撮った、7つの短編。決まりごとは香港のどこかの10年内の時代を切り取り、フィルムで撮影すること。
暗い映画だったらどうしようかなと思ったけど、案外軽やかというか見易かった。懐古主義ではあるのかもしれないけど。「校長」「回歸」「迷路」が特に好き。
「校長」はじわじわ後からくるものがあった。映像にしていない部分とか登場人物の気持ちがちゃんと観えるような感覚。
「回歸」はストーリーとかキャラの良さが素敵。あと、タイトルがダブルミーニングになってると思う。良かった。
「迷路」は最初は昔を懐かしむ感じがして好きじゃないかもと思ったけど、香港人それぞれにそれぞれの香港があるんだから、そういう気持ちの人がいてもいい。そして、最後に出てくる監督のメッセージはシンプルに泣く。
どれもまた観たいな。香港好きじゃない人が観てもそれなりに楽しめる…かな？と思うのでもっと沢山の映画館でやってほしい。
2022.10.14. シネマート心斎橋
2022.10.25. シネマート心斎橋
→時間休取って再び鑑賞。有意義だった。
