このレビューはネタバレを含みます
地質学者だったシャーロットを主婦にしたことに思うところがある人は多いのかなとは思いますが、パンフの監督のインタビュー読む限りでは僕はこれでも良いのではないかと思います。それこそタイトルを考えても。
ただ、シャーロットにはある程度は当時の社会に適応できてしまう部分もあるという、二人の結末を招く根本的な原因となる部分を鑑みると、鬱というのはそことの整合性が若干取れていないと考える人はいるかも知れないな、とは思いました。
医者の音楽会のとこも上手だし、ラストはやっぱり素晴らしい‼︎テーマとしても完全に後述の某作品と重なります。あと音へのこだわりは素人目(この場合は耳か?)にも分かりました。
「燃ゆる女の肖像」との比較でやいのやいのと言われてしまうことはもはや避けようがないのだろうけど、せっかく類似した作品があるんだったらその類似性によって生まれる意義とか厚みとかに感謝しなければならないなと個人的には思います。ついでに、やっぱりどちらの作品にも、「ずっとこの世界が続く画を観ていたい」と思わせるものがあると思います。
ただやっぱり「燃ゆる〜」は祭りとラストの"インパクト"が凄まじすぎてそこはちょっと分が悪いかな汗
お母さんが食べようとした卵の描写って後からよく考えると結構エグかった、、、
追記
映画館をあとにしようとする僕を引き留めるかのようにキーラナイトレイ版のLost Starsを流してくるららぽーとが憎かった。ありがとう