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シンプルな情熱のペインのレビュー・感想・評価

シンプルな情熱(2020年製作の映画)
4.1
ポルーニンのアソコ♂️がポローリン。

この後に久々見返した『荒野の千鳥足』でもモザイク無し性器が観られて、モザイク無しってこんなに清々しいものかと感じた次第。

本作は女性監督ダニエル・アルビドの長編3作目。🇯🇵のレビューサイト等ではやや低評価が目立つが、個人的にはけっこう推せる1本。セックスシーンの生っぽさ、説得力という意味ではここ数年の作品でもトップクラスでは?

タイトル通りまさに"シンプルな情熱"を潔い程簡潔に描いた作品で、原作は🇯🇵でもかなり人気だそうな←

"THE美女"という感じではないヒロインだけれど、リアルな生活感を感じさせるような衣装やヘアメイク等の工夫も感じてそれがとても功を奏している。また、監督インタビューで「セックスシーンにはあえて明るく白い光を使いました。昼間の日差しを使ってセックスを隠さずに見せたのは、性行為を“秘め事”として暗い光で映す映画が、これまであまりにも多かったから。セックスはごく自然な行為で、性の喜びは幸せにつながることを表現したかったんです」と言っていて府に落ちた。やたら昼間のシーンが多かったので。

セルゲイ・ポルーニンが役作りの参考にしたのは『ラストタンゴ・イン・パリ』のマーロン・ブランドと『ナインハーフ』のミッキー・ロークとのことでそのまんま過ぎてなるほどという感じ🤔

ヒロインのレティシア・ドッシュは『ソルフェリーノの戦い』という作品でギヨーム・ブラック監督作品(『女っ気なし』等)常連俳優ヴァンサン・マケーニュとも共演共演済みで今フランス映画界で熱い信頼を寄せているとのことでこれも納得👓️

終盤「愛されない美女もいる、愛される醜女もいるけど」の台詞があるが、最近本当につくづくそう思う(笑)
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