若さって、愚かで、痛々しくて、眩しい程に美しい。。。
・・・と感じるのは、おばさんの取り戻せない“若さ”に対するやっかみかしら。
だけど、若者の純粋さと愚かさが絶妙なバランスで描けているなぁって感じた。
とてもありがちな、“ひと夏の・・・”ってヤツ。
ダヴィドの死を除けば。。。
観賞前にあらすじをチェックしていたから、少年の美しくも悲しい戀物語を想像していたけど、そこはさすがのオゾン監督。
シニカルな展開にもちろん悲しいんだけど“深い・・・”って唸ってしまった。
逞しさも若さの象徴なのかな。
きっとアレックスはまた恋をする。。。
恋愛って、本当に愚かで残酷だわ。
印象深いのが、ざらっとした感じの映像の絵画の様な美しさと音楽。
クラブ(85sだからディスコ?)で音楽が“Sailng”に切り替わる瞬間は思わず息を吞んだ。
そして今、本作の美しいビーチの映像を想いだしつつ、The Cureを聞きながら安ワインを飲んでいる。
至福のひと時。。。♪