スーパージョンジョン

Summer of 85のスーパージョンジョンのレビュー・感想・評価

Summer of 85(2020年製作の映画)
4.3
映画の芸術性が高い映画。
さすがフランス映画って感じ。

安易なBL物ではなく、死生観をテーマとしたヒューマンドラマだった。

〇美しい映像
先生と主人公が雨の海辺でカフェテリアで会話する場面とバイクでツーリングする場面が美しすぎた。

〇ヨットは心変わりの象徴
この映画の中でのヨットの使い方が、どの場面も大きな人物の心変わりとして使われていた。また、新しい恋愛の始まりのような意味合いもある気がする。
この映画のラストもダビィドを忘れられない主人公が同じ繰り返しのループにハマるかのような不穏感を感じてしまった。

とてもいい映画だったが、ダビィドとその母親に全く感情移入ができず、価値観も理解できなかった。
始まりの主人公の服を脱がす場面も何かしら意味があったのだろうか。