海辺の街でのミステリアスな同性とのひと夏の恋は、
自然と『君の名前で僕を呼んで』が連想される。
真っ青な空、夕焼け色に染まる空、水面に反射する光、ターコイズブルーの海、、
自然の美しさが印象的なのも共通しているが、
今作の方が心情の描かれ方が親切だった。
「顔と体を好きになって心も理想通りだと期待した」
自分にとって都合のいい側面しか見ず信じないことによって、すれ違いっておきるんだよなぁと。
映画館や遊園地、クラブ、海など
カラフルな光に包まれながら2人の距離が縮まっていく その描写が好きだった。
それから全体的な雰囲気もそうだけど特にクラブでの光の点滅の演出は、
フランス映画というかグザビエ・ドランっぽさを感じた。
23・018