Fan'sVoiseのオンライン試写会にて
"北欧の至宝"と呼ばれ、ほとんどの作品で冷徹なキャラを演じることが多いマッツ・ミケルセン。そんな彼が、冴えない中年教師を演じるというギャップ。千鳥足になっているシーンは、本当にマッツなのか…?と疑ってしまうほど。世間から素敵な人間だと認識されている人が正反対の役をやるのが、作品のおもしろいところのひとつでもあり、隠れている演技を引き出す良い機会なのかもしれない。
"血中アルコール濃度を一定に保つと仕事が捗り想像力がみなぎる"という哲学者の理論を検証する4人の教師。高揚感の中に生まれる不安と中毒性から見える彼らの本音。忙しい人生に少しでも息抜きを。最後にマッツ・ミケルセンが踊るシーンは最高に良かった。