楸

アナザーラウンドの楸のレビュー・感想・評価

アナザーラウンド(2020年製作の映画)
3.0
よれよれのチェックシャツを着ていてもマッツ・ミケルセンがすごくマッツ・ミケルセンだった。
アルコールに関する実験が3段階で、キルケゴールの「絶望」も確か3段階だったので、この映画は「絶望」の話なのだなと理解したけれど、たびたび「歌」が流れることで絶望と人生への賛美のバランスが拮抗して「それでもなんとか生きていくしかない」に着地しておりすごかった。
楸