イランのジャーナリストたちを追ったドキュメンタリー。
不正投票、警察による暴力、ジャーナリストへの迫害。言論の自由がなくなってしまった国の悲劇を描いている。
映画界ではファルハディ、パナヒなどがいて、そのことは描かれては来ていたが、ドキュメンタリーという形で提示されると重みが違う。
出演しているジャーナリストの多くが迫害、脅迫に遭い、投獄、もしくは国外逃亡しなければならない。これではなんのためのジャーナリストなのか。
言論の自由で逮捕されることのない日本はまだいいのかもしれない。非常に辛く胸が締め付けられる作品だった。