しゃり

スパイの妻のしゃりのレビュー・感想・評価

スパイの妻(2020年製作の映画)
3.6
正直
外交官の夫をもつ妻が、自分も大層な仕事をしている気になって、「志」を貫くとか言いいながらママゴトみたいにキリキリ「国家機密」に関わっている自分に酔っているだけのように見えた。
「お見事」ではなくて「悔しい」と泣くべき。

結局、女であるがゆえに除外されて、女であるがゆえに守られて、夫の価値観の抜け殻だけを一つ覚えのように繰り返して何もできなかった女というだけのように映った。


女は男についていくもの、とか、妻のことを「奥さん」「嫁」って言いたがる日本の男のDNAはこういった画を求めているのかと嫌悪感すら抱いてしまった。それも含めた問題提起なら納得です
しゃり

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