蒼井優と高橋一生の組み合わせは、ロマンスドールでも夫婦だったんで、よく夫婦になる二人だなぁとボンヤリと思いましたよ。
お話は、アメリカとの開戦が間近な1940年の日本が舞台で輸入業を営む社長の高橋一生が、満州で日本軍の秘密を知ってしまったことをきっかけに…
その秘密を日本軍にバレずにアメリカに届けるのには、どうするか?…でだんだんと自らスパイになっていく何か不思議な感触の映画でした。
はじめは、高橋一生に尽くす感じの蒼井優が、秘密の共有することによってだんだんと主導権を握っていく演技がうまかったです。
最後の秘密のフィルムの感じも、あの最初の自主映画がこんな落ちに使われるのかと…なんか良かったです。
ラストの異様な世界にいってしまったような感じは、散歩する侵略者のラストみたいな気がしました。