志麻凛

スネーキーモンキー/蛇拳の志麻凛のレビュー・感想・評価

スネーキーモンキー/蛇拳(1976年製作の映画)
3.7
31のフレーバーのように、人それぞれで好みが変わること間違いなしのジャッキーの『拳』シリーズ!! 「酔拳」がポッピングシャワーならば、今作の「蛇拳」はクッキーアンドクリームかも。蛇形派と鷹爪派の夫々の流派を堪能しつつ、その衝突で生じる‘’カンフー”における絶妙な味が良い味と化して咀嚼できるので。


そんな本作ですが、とある道場のやられ役ばっか強いられている簡福がある日、町である老人を助ける。その老人と関わっていくうちに、彼が蛇拳の使い手だと知る。その老人…白長天を師として、簡福は蛇拳を習得していく。


壁に描かれた白長天の教えを元に、これまた地面に描かれた手や足の置き方の絵を元に練習する簡福の姿が非常に面白かった。こういうの見ていると童心が擽られる共に、私も体験してみたいと思う。

蛇拳習得と共に、映し出される猫を見て、まさか‘’猫拳”も習得するんか?!と思ってた。まぁそのまさかで、猫拳という名前じゃなくとも簡福が自ら、猫をベースとした技を錬成させる所には、どこか師を越えるものを感じた。こういうの少年漫画らしくて最高! 海辺でそれを練習するさまには、率直に見入った。

拳シリーズをもっと見たいと思う!
志麻凛

志麻凛