dendoh

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのdendohのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

公開初日に早上がりして鑑賞(映像の情報量が多いので、吹き替えで観て正解でした)

敵も味方もモブもメインもスパイダーマン!
『み~んなトモダチ! み~んなアイドル!』がキャッチコピーの多様性の坩堝のプリパラに対して『み〜んなトモダチじゃないけど、み〜んなスパイダーマン』な、スパイダーマンでダイバーシティを目指すかのような多幸感あふれる作品。

ストーリー的には半端なところで終わるものの、映像体験として文句無いので、単独でも満足のいく出来だった。なお脚本面も運命論の否定と自由意志の肯定という感じで、悪くなかったです。まあ続編含めていい感じに終わりそう(マイルスには下らないトロッコ問題をぶっ潰して欲しいところ)

内容としては前作では6人だけのスパイダーバースだったのが、スパイダーマンが何百何千人いるかわからんくらいのスパイダーソサエティが登場。
種族や民族だけでなく、描画方法(実写、ローポリ、レゴ何でもあり)まで多種多様なスパイダーマン! もはや前作で『ペニー・パーカーは日本アニメに合わせてコマ数を落としてる!』とかで感動してたのが懐かしいぐらいに、一画面に多様な描画・作画のスパイダーマンが入り乱れる様は眼福だ。私が知らないスパイダーマン作品からの参戦もあるようで、何度観ても新しい発見があると思う。

こんな内容なのでアニメーション以外では表現できないし、寧ろそれをフルに活かしてるのが最高。

以下、観ながら思い出した作品とか
・レゴとか実写とか→エブエブにも似たような演出あったけど、流行りなのか?
・スパイダーマンインディアによるイギリスディス→RRR!?
・序盤の美術館での戦闘シーン(たぶんグッゲンハイム美術館)でのバイクバトルがめっちゃ楽しい
・ドッグオク→本人登場してないのに、腕の存在感ありすぎ

日本人としては、ペニー・パーカー(いつの間に搭乗機がエヴァになってる!)につづいて東映スパイダーマンとレオパルドンの参戦を期待したのだが、見つけられなかった。次回作の登場になるのかな?
→と思ったらパンフレットに登場。パンフレットと同じ構図のシーンで登場してるのかもしれない。再鑑賞時に要確認。
→スポットが迷い込む実写コンビニシーンで登場するのは、映画『ヴェノム』のチェンさんか!観たのに忘れてた。
dendoh

dendoh