ながい

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのながいのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

情報過多。観た後は視神経と脳の回路が焼き切れた。もう来年公開の続編が待ちきれないです。

劇場で観れて本当に良かったと心の底から思える、実に素晴らしい作品でした。作画がとにかく凄い。前作も中々の出来だったのに、それを軽く凌駕していましたよね。スパイダーマンそれぞれの世界で、作画タッチが異なる点、一体どれほどの時間を掛けたのか、感服します。

ヴィランが良かったですよね。初っ端のルネサンス期から来たヴァルチャーのデザインが素晴らしい、絵柄も色味もダヴィンチのデッサン風なのが好きでした。スポットも良い。冗談みたいなキャラデザなんでけど、軽い性格とマイルスと表裏一体な関係
、マルチヴァース絡みの厄介な能力、彼が次回でどのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。
オスカー・アイザック演じる2099も良かったのですが、僕はやっぱりスパイダーパンクがすごく良かったと思います。色んな絵を貼り付けているようなデザイン、ヒーローでありながらもアナーキーなキャラクターが実は運命や、ルールに縛られてるスパイダーマン達の中でもキャラ立っていましたね。

ストーリーは家族の話がちと長いなと退屈を感じる事もありましたが、それも衝撃のラストに繋げるための前振りとしては効いてました。ほんと、違う世界の自分に拘束されるなんて、誰が予想したよ。
信じたくない程、良いとこで今作は終わり、風呂敷を広げられるだけ広げきって終わるという、何とも消化不良で終わるところだけが不満というか、待てないです。

もっと語りたいことは沢山ありますが、疲れちゃうのでやめます。
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