パピワン

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのパピワンのレビュー・感想・評価

4.3
「たぶんバンクシーだ…」

面白かったあぁあ!!
平時は心を無にしてひたらすら仕事をこなす社畜ロボット🤖
その俺がギリギリ人間であるための理性を保てていたのは、この映画を生きがいの目標、楽しみにしていたため!

前作「スパイダーバース」から引き続き、色合い、CG、手書き、コミック調などチャレンジングな作品だったこのシリーズ。
今作では、前作の良さも踏まえつつ、マルチバースで実写、まさかのLEGOまで作品に取り込んでいくという遊び心を存分に発揮!
それだけでも視覚的に楽しめるという具合なのに、内容自体も、各世界のスパイダーマンが大集合といったお祭り的映画!
これだけの技術、舞台を使って逆につまらなくしてみろ!というのが土台無理な話!

新キャラクター達のビジュアル、キャラクターも軒並み魅力的だったのはこの映画の素晴らしいポイントの1つ。
新キャラだと我ら夫婦ともども、スパイダー•パンクがお気に入り。😊

そんな、楽しいお祭りスパイダー映画の唯一にしてデカい欠点、しかし話の軸…
それは登場人物の95%が「人の話を聞かない、話さない」だな…
ちゃんと会話しないことにちょいちょいストレス感じたわ…(そこが話の肝心な部分であるのだが…)

140分の長尺ながら、前作のヒロインのグウェンを主人公クラスに引き上げてフューチャーしているため、マイルスとグウェンのW苦悩が見れて1粒で2度美味しい映画でした✌︎('ω'✌︎ )

あらすじ!!
開幕はグウェンスタート!
グウェンの過去の傷を掘り下げる話。
前作で語られていた、親友ピーターとの悲しみの別れから、スパイダーマンによるマルチバース活躍組織「スパイダー•ソサエティ」加入までの過程を描く。

そして、舞台は変わって、ブルックリンのマイルス。
スパイダーマン「2作目」お決まりの展開、学生としての私生活、スパイダーマンとしての活動の板挟み生活。
その板挟みによる悩み、両親との関係の悪化、公私のバランスの折り合いに苦悩するマイルス。
そんな悩めるマイルスは、同年代、同じスパイダーマンとして同じ悩みを理解できるグウェンに恋焦がれ、会いたいと願っている様子。
(前作に引き続き、グウェンは可愛いからしゃーない!)

そんな悩めるマイルスも、スパイダーマンとしての活躍、経験も積んでいく。
そんな中、ATMから金を盗みだそうとする小悪党なヴィラン「スポット」と対決。
スポットを小悪党と軽んじるも、スポットの方はマイルス•スパイダーマンに個人的な怨みがある様子。
スポットは前作のキングピンの事件で、体が変貌。
完全に逆恨みながら、マイルスを憎き宿敵認定としていたのだ。
スポットは空間を操るトリッキーなヴィランながら、行動、発言がまさに小物。
マイルスに適当に対応されてしまう…

しかし、スポットが自分の能力の可能性、強化に気づいてしまったことから事態がドンドンと悪化していくことに…

てなーーお話しからどんどんとキャラクター、世界が広がっていくのが今回の「スパイダーバース」のお話し!
新キャラ、スパイダーマン、スパイダーウーマン達の見た目、能力がバーチくそ素晴らしい👍

スパイダーマン2099
スパイダーソサエティのリーダーであるミゲル•オハラ、典型的な頭でっかち、堅物の話聞かない系スパイダーマン。
未来のスパイダーマンであるため、ギミック、色合い、能力がカッコ良い。
スパイダー•パンク
イギリス出身のパンクロック、反体制派スパイダーマンという異質な存在。
行動とセリフに偏りがあるものの、信念があるためカッコ良い✨
マスクを脱いでもイケメン。
スパイダーマン•インディア
インドのムンバイとマンハッタンを融合したようなムンハッタン出身のスパイダーマン。
公私ともに上手く両立させ、髪に何もつけなくとも爽やかイケメン。

と、他にもキャラが立っている人ばかり、さらにスパイダーマンシリーズを見ている人にとっては楽しい小ネタを散々に散りばめているのもファンにとっては楽しいところ!

注意点としては140分の長尺ながらこの映画だけでは、マルチバースの話が完結しない点。
妻は、そのことを知らなかったため、びっくらこいてた。
それでも、終盤は間違いなく盛り上がる展開なため、間違いなく良作の1つ!

唯一の懸念は続編の公開時期だな…
いつ出来るんだ…?早く見たいぜ…

以上!!
フラッシュDC、スパイダーバースmarvel、リトルマーメイドディズニーの、映画三国志からスパイダーバースを選んだパピワンでしたー!!
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