503

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースの503のネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

自分用

【ストーリー】(ログライン)
マイルズの元に再びグウェンが現れる
父の死の運命を変えるために別の次元のスパイダーマン達と戦うことになる

(1幕)
ーーーーー
グウェンの現在
別次元の敵が現れ→別次元のスパイダーマンに助けられる
父に正体を知られ別次元に行く
ーーーーー

マイルスの日常(家族との関係)
マイルスはスポットと対決
グウェンが現れる

(2幕)
スポットを追って別の次元へ
別次元のスパイダーマンと共闘
→スポットはパワーアップし逃げる

マイルスはスパイダーマンが集まる次元へ
 父が死ぬ運命にあることを知る
→スパイダーマン達の元から逃走する
(自分がマルチバースの異端分子と知る)
追手を振り切り元いた次元に戻る

(3幕)
ーーーーー
グウェンも追放され自分の次元へ戻る
父と和解し、マイルスを探しに行く
別次元の仲間を集める
ーーーーー
マイルスが戻った次元は別の世界
→叔父と自分に出会う(悪党)

【構成】
マイルスとグウェンの2部構成
それが巧みに重なり合っている

次回作の橋渡し的な作品のため
必要な情報を説明する前半と
その伏線を回収しながら次回作に繋げる伏線を作っていく後半。

グウェンの過去からスタートすることで
冒頭に家族というテーマがすごくわかりやすく提示されている
→グウェンに関してはその問題が今作で解決される

【演出】
前作より表現の幅が広がっている
羊皮紙のヴィランが冒頭に登場したと思ったら
インドアニメのような世界に飛ぶ

それに伴って出てくるエフェクトなども全然違う。
アクションシーンにも別の特色を加える。

とにかく多彩で質が高い。
スパイダーマン一人一人に個性がありその棲み分けがされてる所がすごすぎる。

マイルスが帰ってきたのが別のユニバースだったのはかなり驚いた。
サプライズ的な演出もGOOD

【映像】
これまた前作より進化してる。
演出にも書いた通り、映像の幅が大きく広がった。

絵のタッチがごちゃ混ぜになっているのに
世界観が崩れない。バランスがすごい。

相変わらずアクションはスピーディーでガンガン動く。
特にスパイダーマンの追いかけっことかクオリティが高すぎる。
全員がとんでもない動きしてる。

総じてとんでもない。

【感想】
前作もそうだけど
アニメ映画の一本先をいってる映画

一つの映画でここまで絵が変わって楽しめるものを見たことない。
それに加えてスパイダーマンのアクションシーンが安定にかっこよすぎる。

小ネタで映画版スパイダーマンの映像が出てくるあたり遊び心もたまんねぇ。

今回は次に向けて橋渡し的な作品だから
とにかく風呂敷を広げた感じ
事件の経緯や次への伏線をばらまいた
それだけに情報量がかなり多い
置いてかれそうになる笑

マルチバースを救うことに加え
物語のコアになっているのが家族の話
父と仲違いしたグウェン
秘密を家族に話せないマイルス
父になったピーター

次回作ではこの辺りも気になるところ。
あの終わり方だからね。
期待しかない。
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