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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのtjwattのレビュー・感想・評価

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映画館では吹替でしか上映されておらず、U-NEXTにラインナップされていたので鑑賞。

絶賛されていたアニメーションは確かに美しく、スイングを追いかけ追い越すように動くカメラの位置は相変わらずの爽快感を演出。2D、3Dの境界線も曖昧に感じ、圧倒される。逆さのマンハッタンが最高。

ストーリーはマルチバース。長い間、多くの書き手によって描かれてきたスパイダーマンがそれぞれ登場する。しかしいつも業を背負わされるスパイダーマン。大いなる力に伴う大いなる責任をティーンエイジャー一人に押し付けるのではない、新しい転換点になりうるか。どう乗り越えて、どんな終わりを迎えるのか。

MCUの隆盛から、やや停滞気味のMCUの状況、「忘れ去られる」という業を背負ったトムホスパイディも含め、分岐点になりうる作品なのではないかと思う。
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