ローズまりぃ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

700
34
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絵柄も世界観もタッチ感も色使いもどれもこれもが新鮮すぎて良かった。ヒュンヒュン移動してるのも視点が凄いしほんとに楽しかった。


家族にまでも正体を隠しヒーロー活動をするグウェン・ステイシーは、大切な存在であるピーターを死なせてしまった。警察官である父親は、スパイダーウーマンであるグウェンがピーターを殺害したと思い込み、気付かぬうちに実の娘を苦しめることとなる。

突如、別次元の悪者がグウェンのもとに現れる。グウェンは悪に立ち向かう最中で、ついに父親に追い詰められてしまう。正体を明かすことを強いられたグウェンは、マスクを取り父親の顔を見上げる。だが父親は警察としての業務を全うするため、グウェンを連行しようとした。行き場を失ったグウェンは、別次元のスパイダーマンであるミゲル・オハラが設立したスパイダー・ソサエティに加わることを決める。

別のユニバースに存在するスパイダーマンことマイルス・モラレスもまた、家族に自分の正体を打ち明けられずに苦しんでいた。そこにザ・スポットという、全身を白で包んだ不気味な格好の悪者が現れる。この姿になったのはスパイダーマンのせいだと悪者は訴えるが、マイルスは気に留めることなく彼を追い払った。


マイルスは別のユニバースにいるグウェンに密かに思いを寄せていたが、もう二度と会えないと思っていた。しかしグウェンが突如姿を現し、「マイルスに会いに来た」という。グウェンは何か秘密を隠しているようだが、マイルスには話してくれなかった。そしてグウェンは帰らなければならなくなり、マイルスに別れを告げる。だがマイルスは透明化の能力を使い、次元を超えグウェンを追跡することに決めた。

あらゆるマルチバースのスパイダーマンが集結しているスパイダー・ソサエティに来たマイルスは、自身がマルチバースに悪影響を与える存在であることを知る。マイルスを噛んだクモはアース42という別の次元から来たクモで、それは以前対峙したザ・スポットという研究者が引き起こしたのだった。

本来クモに噛まれる運命ではなかったマイルスという存在のせいで、マルチバースの未来は大きく変わってしまう。「全てのスパイダーマンは警察署長を亡くす」という運命であり、警察署長である自身の父親が死ぬ運命にあることをマイルスは知る。ミゲルは危険な存在であるマイルスを確保するが、マイルスは父親を救うべく逃走し、身のユニバースに戻ろうとする。

なんとかマルチバースから戻ったマイルスは、自身がスパイダーマンであることを母親についに打ち明ける。しかし母親の反応に異変を感じたマイルスは、そこが彼のユニバースではなく、別の次元アース42であることに気が付く。

アース42のクモはアース1610のマイルスを噛んでしまったため、そこはスパイダーマンが存在しない世界だった。ヒーローが不在のその世界は、罪が多発し混沌と化していた。そこには、悪者のプラウラー、叔父アーロンがいた。マイルスの世界ではアーロンは死んだ存在だった。さらに、この世界ではマイルスの父親が既に死んでいたのである。

マイルスはプラウラーに捕えられてしまう。マイルスはアーロンに、プラウラーでいることをやめるように説得するが、その世界の彼はプラウラーではなかった。そして真のプラウラーが姿を現し、マスクを取る。なんとその正体はアース42のマイルスだった。


元のユニバースに戻されたグウェンは父親と向き合い話をする。グウェンもまた、親である警察署長が死ぬという運命にあるのだ。一度は娘であるグウェンを連行しようとした父親であったが、娘が一番大切であると気付き、署長の退職を決める。そしてグウェンは警察署長の死という運命から逃れられたのだった。

グウェンはマイルスを助けるため、マイルスの元のユニバースであるアース1610へと向かう。しかしそこにはマイルスの姿はなく、マイルスの父親と母親がいた。グウェンは彼らにマイルスが両親を心から愛していることを伝え、マイルスを探すことを決意する。

宿敵ザ・スポットがマイルスの両親へと徐々に危機迫っていくなか、グウェンは前作で共に戦ったマルチバースのスパイダーマンたちを集めた。それはグウェンによって結成されたバンドでもある。そしてグウェンが率いるそのバンドは、マイルスを救うべくアース1610へと立ち向かっていく。
ローズまりぃ

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