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夏への扉 ―キミのいる未来へ―のvanillaのレビュー・感想・評価

3.8
『羊と鋼の森』でも思ったんだけど山崎賢人ってすごくプレーンで使い回しが効くというか、無味無臭というか当たり障りないというか…とにかく実写なら山崎賢人!っていう発想はけっこう間違ってないと思うんだよね。
山崎賢人で三木監督かぁ〜不安要素しかねえわ〜って思ってたけど、三木監督お得意のキラキラ演出に爽やかなストーリー、山崎賢人と清原果耶の清涼感がマッチしていて、素直に綺麗やん…めっちゃいいやん…てなった

原作にはほぼ登場しない護民官ピート(藤木直人)が準主役級の活躍を見せ、ストーリー的にややこしくなりそうな部分は全て大きな力で解決してくれるので話が早い。脚本書いた人すごい。

ピート役タレント猫ちゃんはけっこう顔が違って、パスタの方が美人だけどベーコンの方がぶちゃっとしてて可愛くて好きだった。

原作を読んだ上で見るとどうしても「初見の人にストーリー伝わってるのか?」という視点からは遠ざかってしまうけど、元が青春小説だし子供も楽しめる、という意味ではこれくらいのボリュームでいいんだと思う。物足りなかったら原作読んだらよし。
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