あお

夏への扉 ―キミのいる未来へ―のあおのレビュー・感想・評価

3.7
有名なタイムトラベル小説の初の映画化ということらしいが、原作はもちろん未読。

こういうタイムトラベルものって、理解するのが難しい。苦手。
誰か解説してーって感じだった。

夏菜が演じる恋人が裏切るシーンがあまりにもわざとらしい気がして、脱落しそうになったけれど、どうにか頑張って見続けた。

藤木直人演じるロボットのピートは、原作にはないものらしいし、ヒロインの年齢も原作では9歳から高校生に引き上げられている。
この辺りの改変がこの作品にとってものすごく有効的に効いているという解説を読んで、そうなのか、と。

また、あまりにあっけなく全てが進んでいく展開も、スピード感を出すのに貢献しているとのこと。

原作を知らず作品を見た者としては、
まぁ、悪くはないけど、それほどワクワクしたわけでもハラハラしたわけでもない、普通な感じだったかな。

ノスタルジックな建物、車、揺れるカーテンや波打ち際など、美しい描写は三木監督ならでは。

ラストの山﨑賢人と清原果耶の、息を飲むようなと言っていいような美しさが印象に残った。
あお

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