このレビューはネタバレを含みます
緊急事態宣言も明けたことから観てきました。
シドニアは原作も読んでいるのですがとにかく描写が分かりにくいのが難。
これに対しテレビアニメは1期、2期も神がかり的な出来映えで原作の分かりにくかったシーンがとても丁寧かつ迫力満点に描かれていました。
そのシドニアが劇場映画で完結するとなれば観ないわけにはいかない！
相当ハードルを上げた結果、ちょっと微妙な感想になったと言うのが現実のところ…。
良かったところを言うとド迫力の音響、目にも止まらぬ戦闘シーン、あと1期のOP曲がかかるシーン、そして大活躍の海苔夫君ですかね。
逆に一番気になったのはやはり長道の顔が無意味にイケメンに改変されている点でここはずっと違和感が続きました。
あとテレビでは全く気にならなかったラブコメのさじ加減が微妙に鬱陶しく感じてしまったというかこれはイザナとつむぎの違いなのかもしれませんが…
テレビで大活躍だったイザナの存在感の薄さも尺の都合とは言え寂しかったですね。
それから艦長が急に歌い出すシーンも必然性がなく？と思ってしまいました。
そして最後つむぎが星白的になるわけですが余り星白感がなくまたつむぎ感もなくて美女と野獣の野獣から戻った王子に感じられたような「あ、やっぱり同じ人なんだ」という感覚が伝わりにくかったのがもったいないなと。
もちろん本当はテレビでじっくり3期をやって欲しかったところですがこうしてしっかりと完結編を作っていただけたことはファンとしては感謝しかないです🙏
