アフガニスタン戦争時
すり鉢の底に作られたような
基地と呼ぶにはあまりにも脆弱な常に死が隣り合う場所で
必死に生き抜いた兵士達の現実
地獄を共にした連帯感
深く結びついた絆
上層部への敵への怒り
娯楽的な要素は極力なくし
しっかりと描かれる過酷さ
必死に仲間を助けるシーンなどもあるけれど変なヒロイックさはありません
戦争映画を見るたびに感じさせられる
なぜ
何の為に
彼等がこんな目に遭わなくてはならないのか
攻められた自国でもないのに
感謝されるでもないのに
戦場に立つ人間だけが
血を流さなくてはいけないのか
ただ
双方が命を奪い合う
そこまでして得る価値が何かあるのですか
終わらないたくさんの疑問
名誉なんかより
勲章なんかより
家族はただ帰ってきて欲しい
それだけなはず
知らなきゃいけないことではあるけど
これを映画として面白いと言ってはいけないと思う
ただただ心は熱は奪われていき
悲しさでいっぱいになります