このレビューはネタバレを含みます
まず、Dead by Daylightにニコラス・ケイジが参戦することがなければこの映画のことなど知ることは無かっただろうから、DbDとニコラスに感謝。
FNAF的なホラーかと思いきや全然違った。
主人公はニコラス・ケイジ演じる男。こいつがとてつもない変人。まず、超がつくほどの無口。作中意味のある言葉を一切発さない。そもそも自己紹介もしないので役名が分からない。
町の住人に騙されて殺人ロボットだらけの廃遊園地の掃除を一晩任されるのだが、あろうことかこの男、突然動き出すロボット達には一切動じず、馬鹿みたいなパワーで返り討ちにする。一番クレイジー。あまりの超人っぷりに助けに来た若者がドン引きしてるのが面白い。
一定時間おきにお気に入りの炭酸飲料をがぶ飲みしてエネルギーチャージをするフランキーシステムも変人っぷりに拍車をかけている。
作中何度か窮地に立たされるが、圧倒的強者感があるので全くハラハラしない。ピンチ時のアンパンマンを見てもなんとも思わないのと同じである。
ちょっとこの男のキャラクターが好きすぎて、一作で終わるのがもったいないので、色んなホラー映画に乱入して無言で名だたる殺人鬼をボコボコにしてほしい。
ホラーともアクションともコメディとも違う、新しいジャンルを切り開いた衝撃作。