『ぼくと魔法の言葉たち』『ゴッド・ラブ・ウガンダ』のロジャー・ロス・ウィリアムズ監督によるVRショートフィルム。映画館の座席から投影された映像を眺める観客としての立場から、徐々に作品の中に取り込まれていく。ワシントンの老舗チリドッグ店Ben's Chili Bowlで語られる過去。黒人の人権がこれ以上なく注目を集めている今だからこそ観る映画だと思う。人間ではない何かである、と自分を認識していたという女性の話が本当に悲しい。VRである必要性はあまり感じない。