コトリバコと富士の樹海のキメラみたいな話になるかと思っていたけど、ストーリーの面では『犬鳴村』よりも良くなっていた気がする。
テーマが分かりやすかったし、映画館で見る分には迫力もあって満足できた。
(ちょっとだけ『犬鳴村』とリンクするシーンが出てくるが、あれはどういう意図だったんだろう…村シリーズの話もどこかに収束していくのかな)
ただ呪いのルールに関する説明が曖昧で、なんとなく観ていれば理解できるんだけどそこが人を選ぶ映画だなと思った。清水監督の呪いに対するイメージはやっぱり『呪怨』シリーズの、次々に人を巻き込んでしまうものとしての概念が根底にある気がして、その辺を観た上である程度許容しながら観ればかなり面白い。
個人的には妄想と怪異の境目が曖昧なまま残る感じは好きだった。
あと、『トリハダ』に出てる赤い服の幽霊役の女優さん？がモブ幽霊の中に混ざってて、それにばっかり気を取られた…
