けい

シュシュシュの娘のけいのネタバレレビュー・内容・結末

シュシュシュの娘(2021年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルにある “ シュシュシュ ” って何だと思ったら…まさかの忍者(笑)でも冷静に考えたら確かにこの擬音だけで忍者って連想できるから凄い。

市役所で働く根暗な普通のOLが、忍者になって悪に復讐していく痛快コメディ。実はヒロインは忍者の家系で昔から伝わってきた巻物があるのだが、そのほとんどが焼失していて忍者の衣装の作り方のページしか残っておらず、とりあえず衣装作りから始める馬鹿げた展開がもう面白い。

神社の駐車場で軽バン◯ックス、サンダルのヤンキー風な女友達など、田舎らしさも満載で、同監督作の『日々ロック』にも通じる可笑しな人間たちの描き方は好き。むかし夜に散歩していたら偶然に辿り着いた “ 深谷シネマ ” が劇中にで何度か出てきて思い出がよみがえる特別な映画体験になった。

映画『ベイビーわるきゅーれ』を観たときの衝撃に近いラストシーンの清々しい復讐劇は、殺し屋アクション映画好きとしても嬉しい展開。自己流で吹き矢を練習してどんどん上達していくヒロインの姿に、つい吹き矢をやってみたくなるのが不思議(笑)
けい

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