カリフォルニア州の厳重な警備の刑務所でロケを行ったショートドキュメンタリー映画。受刑者と、そうでないものは線を引かれて互いに向き合う。逮捕されたことがある人や、逮捕されていないけれど罪を犯したことがある人などが、司会の号令に合わせて次々と前に一歩を踏み出しては受刑者と握手を交わす。まさに。塀の中と外とは紙一重なのだ。実験的な取り組みで面白い。この手のドキュメンタリーは面白い物が多い（特に少年モノ）。釈放されたときの彼らの笑顔、再び犯罪を犯すとは思えないほどににこやかで希望に満ちていた。それを現実のものにするのが社会と政治の役割だと思う。