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ショック・ドゥ・フューチャーのjamのレビュー・感想・評価

3.6
今年もやってきました「カリテ・ファンタスティック/シネマコレクション」略してカリコレ。
毎年夏に新宿シネマカリテで開催されるまあまあマニアックな映画イベントです。

今年のオープニング作品であるこちら
ポスタービジュアル素敵!ふむふむ、音楽の映画ね、くらいの予備知識で。

楽器を奏でることが出来なくても、手軽に音楽を創り出すことができる
そんな現代に生きる私たちが忘れかけていた時代…1978年のパリを舞台にミュージシャンのアナの一日を描く

キーとなるのが"CR-78"というリズムマシン
日本製のその魔法の箱の響きに魅せられたアナが
なかなか出来なかった曲を完成させていくさまにワクワクさせられる

けれど正直なところこの作品、それほどのドラマはなく映画としては微妙なところ
何故オープニング?と思いつつ上映終了後のトークイベントへ…

これが大当たり!
ゲストはこの人しか居ない、という石野卓球さん。
彼の豊富な知識と音楽愛溢れる解説を聴くと、あら不思議。
今観た映画をもう一度観て確かめたくなることうけあい

78年製だからCR-78だし、それを言えば1stガンダムも78年製だからRX-78なんだという脱線も。
卓球さん曰く、オタクが楽しんで作った映画とのことで、冒頭のアナが機材の前に座るシーン、あれは監督が描きたかった絵のひとつだろうと。

もうずっと聴いていたい卓球さんの爆笑トーク、是非動画でこの映画の特典映像にして欲しい…そんな感想のカリコレスタートとなりました。
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