※ネタバレあり
※以下主張は全て個人の考えに過ぎません
『プロジェクトパワー』
Netflixで独占配信中🎥🎥🎥🎥
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【テーマ】
［一時的な力］
ある薬物を使うと5分間だけ特殊能力が
得られる。
ただし飲んだ瞬間に爆発するリスクもある
この危険な薬物は“パワー”を授けてくれるだろうか？
これは擬似的な“パワー”ではないだろうか？
他の特殊能力系の映画と違うのは、
この力が5分だけと縛られていることだ
一時的な力であり、それは本物のパワーではない
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資本主義社会において、また格差社会が広がるにつれて人々は成功を追い求める。
SNSで視覚化されその欲望は増長されている印象を受ける。
時間をかけて自分の力を磨くよりも
手っ取り早く得られる力が魅力的になりつつある。
“バズる”等はその典型かもしれない
少し前の仮想通貨も近いかもしれない
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ただそれはあくまで疑似的な成功であり
擬似的な“パワー”に過ぎないのではないか
一時的な成功は確かに魅力的だ。
だが長続きはしない。だからまた求める。
そして自己を傷つけてしまうまでやめられない
序盤に登場する炎に燃える若者はその典型だと思う。
そして問題なのは
多くの人間が破滅へと歩んでいくと知りながら利益拡大の為にこの薬を蔓延させている組織だった。
本作はフィクションでありSFだが
一時的な成功に食いつく現代人への
風刺としても捉えられる。
外的要因がもたらす“パワー”ではなく
自分の才能を見つけ、磨くことが大切だと
それが本当の“パワー”だと
