マオ

私をくいとめてのマオのレビュー・感想・評価

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.0
2021年初映画。
原作を読んだ上で鑑賞。
1人でいる時はなんも考えないし気にしなくてもいいのに、1人だからこそ考えたり気にしてしまう事もたくさんで、急に自分の中のネガティブが大暴走してしまって、誰か私をくいとめて〜ってなるのにいざ寄り添われたらうまく頼れないしそれがまたしんどかったり難しくて、、
本当にどうしよもなく厄介な感情がついてまわる。わかりたくないのにみつ子に共感できてしまってしんどい。

“ みんな生まれながらのおひとりさまなんだよ。人といるためには努力が必要。” って台詞が劇中であるのだけど、最もわかりみが深い。
綿矢さんの作品、こちら側の人間の気持ちわかりすぎていてダメな自分を全て大丈夫と包み込んでくれる感じが好きです。

原作を読んだ時、脳内でAと会話しているイメージだったからガンガン独り言(しかもボリューム大)で会話してるみつ子にびっくりしたし、やはり30代を演じるには能年玲奈ちゃんのお顔が若すぎてがっつり作品にのめり込めず…多田くんより全然年下に見えてしまってな…
個人的に臼田あさ美ちゃん演じるノゾミさんが
ドンピシャでああ、ノゾミさん…!ってなった😭
林遣都くん演じる多田くんもイメージと違うなと思ってたがいい意味でダサいというかあの絶妙さがよかった。「船っ、海…っ!」でなんか笑ってしまった。笑

時々ネガティブにはなるけど、基本自己肯定感
高めなみつ子すごいなと思っちゃう。
わたしも脳内に中村倫也を飼いたい… 脳内に中村倫也いるなら一生1人もありだろ…
マオ

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