自分の中のもう1人の自分。
とはよく言ったものの、それはまさに自分の似姿だったり、極端な善や悪だったりするイメージを勝手持っていたが、今作でのそれは自分の一部とは自覚しながらも、客観性を持っている中で、それでも自分の味方でいてくれる都合の良いところがあるといった独特の距離感で描かれる。それが中村倫也のグッドボイスから前野朋哉のチョウドイイバディに着地するのが妙に納得できる、不思議な塩梅。
妙に不安になったり一歩踏み出せなかったり、そんな時にこんな自分が内にいてもいいなと思える。依存しようにも多分それには足りない、けど支えてくれるというか。
そんな人が傍にいたら尚更いいなとも思える。
なぜか疎遠になってしまった親友に橋本愛を据えるのはずるい配役だが、その配役を超えてそれを多分に表現する二方は流石。
2人とも綺麗で可愛くて最高や！
林遣都も可愛い！最高や！
色々と展開が緩やかで長くも感じたが、この映画ならそれも一つの味かもしれない。
