ややこしい精神構造を持った主人公が、言ってしまえばもう1人の自分といったんの距離を置く。みたいな感じで、勝手にふるえてろとかなり似てる話だなと思った。
そういうややこしい自分が自分をずっと支え続けて来たんだという話で、大人が生活する上でこういうの大事だよな〜と思った。お別れしなくても良いのにとも思っちゃったけど、でも他人といると生活するとそうなるよって話なのかな?Aが擬似的に心を開く対象として存在していて、それは親しい友人や恋人が出来たとて居続けても良いんじゃないのかな。
作中の季節に合ったタイミングで観れたのもあって、寒い日に林遣都と外出するシーンは全体的に胸が苦しくなってしまう。
モノローグで引っ張る部分に関してはコンセプトなので良いんだけど、それを揺るがしてくる外部のイベントがカメラに映ってたらもっと面白いのに。
カーターの服は変の方向性がまともな人の発想の変な服って感じがした。変なファッションの人は"なんか変"だと思う。
大九監督が人力車の養成所にいたから、こんなに人力車芸人が出てくるのね。
そんなこと言ったらなんでもそうだろと言われるだろうが、これはやっぱ一人暮らしのアラサー女性が観たら全然違う感慨があるだろうな。