ヒラリー

埃のヒラリーのレビュー・感想・評価

(2011年製作の映画)
3.3
藤井監督初期短編作品集
若いというより青いという表現が適切な気がする。
医者の呼びかけで様々な理由で集められた男達(患者)
他人と話すのが苦手、他人と関わるのが苦手、生きる事が苦手
所謂普通じゃない人達が集まり一晩一緒に泊まり対話をしようというレクリエーションみたいなもの
静かな人もいれば口が悪い人もいる、見るからに素行の悪そうな人も。
半日の言動からの炙り出しと開き直り、収集のつかない空気、図星
短編だから深く掘り下げないし、男達の叫び(内)と現実(外)の描写の多様で良く分からない部分もあったけど藤井監督らしさはこの時からあったのだなぁと思ったり。
バスの中で陽に照らされた埃
生き辛さを抱えてない人間は0ではないのかもしれないがやっぱり何か足りないように出来てるんだろうな。
ワークショップで作られたような映画だった。
ヒラリー

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