えいむ

僕と頭の中の落書きたちのえいむのレビュー・感想・評価

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)
4.9
良かったです。

統合失調症を抱える主人公の幻覚・幻聴が見事に映像化されていて、混乱や恐怖や周りへの不信感など本人の苦悩を一緒に体験してるかのように覗いてみることができる。
悪夢のような現実の中で、夢を叶えるために努力しもがきなんとか立ち上がろうとする彼に、偏見よりも感情移入して応援したくなる。
一方で、幻覚幻聴のない映像に切り替わると、彼の周りの人達の目線にもなれて、両方の立場を追体験できる。

映画として、とても存在意義のある映画だと思いました。少しずつでも観る人が増えるといいなと思う映画。

主人公のアダム役のチャーリー・プラマーさんの演技も素晴らしかったです。とても綺麗でした。
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