JAMES

インファナル・アフェアII 無間序曲のJAMESのネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

Ⅱのサブタイトルが無間序曲と書いてあったことから、物語の前日談であることは分かっていた
ストーリーが1とはまた違うテイストで仕上げてあり、普通に2時間通して観れたので、飽きずに観れる作品であることが分かる
今回は前作と比べ登場人物の心理描写が緻密に描かれており、照明の明るさと暗さ、そして、照明を顔に当てる際に生じる影が善悪の区別をはっきりさせている
音楽は前作と比べ暗めかつオーケストラのような曲調で仕上げている為、音楽は以前と比べて良くなっている
ストーリーのテーマ性は一見、「無間地獄の始まり」とも取れるが、どちらかと言うと、「人生と人間関係の崩壊の始まり」もしくは「復讐によって生じる正義と悪、そして復讐の連鎖による無間地獄」がこの作品全体を観た解釈から結論づけれるものだと言える
人間は人生のどこかで狂ってしまったら、その全てを捨ててしまう儚い存在なのだということを痛感した
インファナル・アフェアⅢはどのような展開になるか楽しみだ
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