Amazonビデオで視聴。タイトルからはこんなに重い話だとは思わなかったが、観ているうちに引き込まれた。数年前カンボジアを訪問した際、現地で話したカンボジア人の女性が男には仕事が無いと言っていた。仕方がないので大勢タイに出稼ぎに行くのだと。そして彼女の兄はタイで仕事中に亡くなったと聞いた。その時は不慮の事故かなぐらいしか思わなかったが、この映画を観ながらその話を思い出し、改めてカンボジアの人たちの置かれた環境の厳しさを痛感した。映画の中に出てくるミャンマーも同じなのだろう。そしてそれらの労働によって作り出されるペットフードで世界シェア上位のタイ。そのペットフードの輸入大国である日本。我が家の猫たちもタイ原産の猫缶のお世話になっていて…。いろいろなことを考えさせられる内容だった。最期に主人公の少年はどこに向かうのだろう？彼にとって少しでも希望の持てる将来が待っていることを望む。
