smr

ボヤンシー 眼差しの向こうにのsmrのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

家族から虐げられ兄の代わりに仕事を手伝わされている主人公。
ある日遠い土地に出稼ぎに行くことを決意する話。

まずチャクラが仕事から帰ってきても「おかえり」も言わない家族終わってる。でも家族のために家出じゃなくて”出稼ぎ”に行くというチャクラは心根が優しいんだと思った。

人身売買で安くこき使うっていうのは珍しくないのかもしれないけど、
実際少ない食事や睡眠時間でこき使われて、いつどんな理由で死ぬか分からない死と隣合わせの環境を見ているだけでしんどかった。
”使われる側”だったチャクラが”使う側”に回った瞬間も残念というか
あの船ですごす中に心が死んでしまったんだな・・・。

ラストで家族の姿を見ただけで通り過ぎたチャクラは何を思うのかずっと考えている。
自分はもうあっち側には戻れないとわかっているのかな・・・。
smr

smr