タイトルに騙されました。純粋に恋の三角関係を描いた作品かと思いきや、刑事とマフィアのボスとその女の奪い合いとは！しかも主人公の少し気の弱い刑事役にはロバート・デ・ニーロ！マフィアのボス役にはビル・マーレイ！最初は「逆なんじゃない？」と思ったけど、ピッタリなキャスティングでした。そんな二人に挟まれる女性役にはユマ・サーマン。何とも美しい...。女性も娼婦とかじゃなくて身の回りの雑用を兄弟の借金の肩代わりに労働で返済しているという優しいんだか優しくないんだか良くわからない設定です（笑）僕が好きだったのはデ・ニーロの相棒の刑事。熱い男で相棒の為ならボロボロになるまで殴り合いの喧嘩までする男。会話もウィットで好きですね、こんな人物。主人公だけど、本作では一歩引いた感じのデ・ニーロ。美味しいところは全てビル・マーレイにもたせていました。そしてそれに応える演技をビル・マーレイも披露。サラリと観られる優しい作品でした。
